取り外した起伏シリンダーを分解し内部を更に確認した結果、オイルシールが劣化してひび割れを起こしていたのが原因でした。そのためピストンとヘッドキャップを洗浄して新しいオイルシールと交換を行います。因みにこの際、錆や傷のあるものは故障の原因となるので交換をお勧めします。
シリンダーのロッドに傷や打こん、メッキ剥がれが無いかしっかり確認して組付けします。傷など確認できた際はお伝えし、メッキの再加工も承ります。
戻す作業です。取り外した全ての部品を取付、作動確認をします。最後に漏れや異常が無いか点検して完了です。
経年劣化によるオイルシールの機能低下が漏れの原因でした。こちらの車両は現車6年目のモノでした。
また目安ですが、シリンダーのパッキン・オイルシール類はメーカー推奨3年ごとです。
加藤自動車販売で日頃から多い症例や、得意な修理、メンテナンスについてご紹介いたします。修理内容や、金額の目安や検討中のお客様の参考になれば幸いです。
こちらのページでは実際に行いました油圧シリンダーの分解修理についてご紹介です。